Aimerの存在感

樹海といえば

実力派女性ボーカリスト

U.B.Wにおけるアーティストは合計三組が主に楽曲を担当している。一人が先に紹介した綾野ましろ、もう一組が両クールでEDを共に担当しているKalafina、そして最後の一人がアニソンといったわけではないが、それでもそういった方面でも活躍しながら高い歌唱力を誇っていることで話題を呼んでいる『Aimer』が満を持してついにFateシリーズのOPを歌い上げているのだ。担当すると聴いた時、間違いなく外れはないだろうと筆者個人としてそう思えた。それ以前から知っていたというのも理由の1つかも知れないが、それだけ彼女の実力と加速していく放送の中で繰り広げられる陰謀と戦慄、慟哭と絶望の渦の先に待ち構えているものとはなにか、そうしたものの中からでも自分が追い求める士郎の理想、そんな暗闇に閉ざされた世界の中で主人公が見出す正義とは、そんな一幕を垣間見させる楽曲を歌い上げている。

タイトルからして『Brave Shine』と文句の付け所がない点を見れば、この楽曲が一体誰の心情を主に歌い上げているのかが理解できるだろう。それこそ原作ファンや第一期を通して劇場作品、そしてzeroと流れてきている人ならなおのことだ。

アニメばっか見てるあなたへ

士郎とアーチャー

ネタバレをしないと勧められない情報ばかりがあるのでそこまで詳しく記載するつもりはないので触れていくと、主人公である士郎に対して何かと攻撃的な姿勢を示すのはヒロインである『遠坂凛』のサーヴァントであるアーチャー、この二人はこの作品において非常に重要な存在となっている。お互いが無くてはならない存在で、また『Unlimited Blade Works』と表題にもなっているこの言葉もまた、二人にとって何を意味しているかを、物語終盤ではっきりと理解できる。

U.B.Wについては劇場作品で見たことはあるが、その時にはまだ原作を筆者はしたことがなかったためにいまいち展開を理解できなかった節がある。プレイできなかったのは単純にパソコンやゲーム機などを所持していなかったという問題だけなので、別に本当は嫌いだったのではないかということではないので一応追記しておく。

それはさておき、Aimerが発売する楽曲のCDにもアニメ版のジャケット写真を採用したものが用いられているが、それで出ているのは主人公ではなく、アーチャーとなっている。伏線とはいったものだが、この時点で十分なほど重要極まりないポジションに居るんですねと、そんなことを思うには十分だと言える。これ以上話すとただのネタバレオンパレードとなってしまうため抑えるが、そんな二人の生き様と相反する価値観、そして捨てきれなかった理想と信念を掛けている、この点が士郎とアーチャーに共通しているものだ。

そんな作中で活躍する二人の姿をAimerの儚いながらも力強く、どこか猛々しささえ見えてくるようなボーカルはFate/stay night[Unlimited Blade Works]においての大事な物が全て凝縮されている作品であるといえるだろう。そういう観点では全体的なタイナカサチさんの世界観を歌い上げる表現力とは違って、1つの物語を行く末をさし示したAimerだからこそ為せた結果と言える。

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これからが本当に面白い

Aimerについては担当すると聴いた時、安心して聴いていられると感じられたくらい、彼女の実力は高く評価されている。むしろAimerもまたアニソン歌手としてみている人は多いかもしれない。彼女が本当の意味でヒットしたのはガンダムシリーズの劇場用アニメ『ガンダムUC』で主題歌を担当したことから、それまで彼女を知らなかった人たちもたちまち注目を集めることになる。その後劇場最終作で発表した楽曲がオリコンで3位という好成績を獲得したことで、名実ともに評価を受けることとなった。

そうしてFateシリーズと来たものだから、こんな言い方は失礼かもしれないが運に恵まれていると言えるだろう。人気作品のタイアップもそうだが、それ以上に彼女の歌唱力であれば一番の見どころが詰まっている2クール目の激動を繊細に、細かく表現できると判断しての器用だったかもしれないと、そんな風にも取れるからだ。

この記事を作成しているときはまだシングルは発売されていないので楽しみにしておこう。さて、次で最後になるわけだが、最後に紹介するのは何と言ってもKalafinaを忘れてはならない。OPが主人公という男性的な側面を歌っているのに対して、EDではヒロインであるセイバー、では無くて凛をテーマにしているのも一番の見所だからだ。

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