劇場版も大好評だった

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タイナカサチさんとFateとのコラボはアニメを一区切りとして、その後何度か実現した事実はある。ただ世間的に見た成績に照らし合わせるとひと目に付くような芳しいものではなかった。やはりタイアップという存在が影響という影響を大きくもたらしていたこともあって、Fate第一期アニメの主題歌を担当していた頃と比べると、歌手としてのCD成績はそ順調とまでは行かなくなってしまう。こういった点は別にアニソンだからというわけでもなく、誰しも大型タイアップを受けたとしてもその後ブレイクするという保障もない、それこそ広告宣伝費として多額を掛けたとしてもだ。こういう点もあるからこそ難しいわけで、だからこそ少しでもお金を回収しようとするために今でいうゴリ押しなるものが行われているのだろう。

タイナカサチさんがそうだったとは思わない、ただいうなれば運という不確定要素ではあるものに巡りあったことで多くの人にその実力が認められたのは紛れもない事実。そしてそんな彼女がまた表へと上がっていく作品として登場したのが、Fate/stay nightの劇場用アニメ作品でだ。こちらは先に放送されたものとストーリーこそ変化はないが、ヒロインが違っているという点で全く違った展開となっている。この頃には既にFateにしろ、型月にしろ、共に有名過ぎるくらいにオタク業界を席巻するものとなっていたため、多くの人が必然と注目する事になった。同時にタイナカサチさんがまた主題歌を担当すると情報が公開され、今度はどんな風に物語を盛り上げてくれるのか、そういう期待も込められていた。そして満を持して発表されたのが、『Voice~辿りつく場所~』だ。

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世界観との共通性

再び超大型タイトルとタイアップしたことも有り、こちらの楽曲はそれまで決して良い成績とはいえないCDランキングが大きく向上し、この楽曲を持ってオリコン20位にランクインする。決して高くはないかもしれないが、この頃になるとちょうどCDセールスが情報技術の発展に伴ってインターネット上でCDではなく音源そのものを購入する、もしくは違法ダウンロードして手に入れるという事が横行し始める時期だったため、それを考えれば十分過ぎるはず。企業としては売上が思ったよりも伸びなかったという意見を述べる人も出てくるかもしれないが、そういう話は一般人にすればとにかく曲をすぐに聞けるならそれでいい、なんて考えをしている人もいるだろう。

そんな話はさておき、この楽曲についてだがやはりFateの世界観とマッチしたものとなっている。特にこの楽曲ではタイナカさん自身が作詞をしているとあり、物語の世界観に合わせて作成しているのがよく見えてくる。その分だけより深く、そしてタイナカさん自身の歌唱として奏でられることで作品独自の世界観に適している。劇場作品として公開されたが、ストーリーと展開、また焦点が当てられているキャラクターが微妙に異なっているため、アニメ作品だけしか知らない人にとってはこの作品の展開は斬新に取られるかもしれない。ただその分だけ原作ファンにすればこのストーリーでこの楽曲によって、より広がるFateを堪能できたとタイナカさんに対して改めて評価する声は大きかったようだ。

イメージから逸脱できなくなるほど

こうしてみるとタイナカサチというアーティストは、完全にFateシリーズを歌い上げる歌手として認知されている事を明確に示している瞬間でもある。良いことだと取れればいいが、逆に言えば一定とした偏見的なイメージしか無いという、ポジティブとネガティブ、どちらもあり得る意見が算出されるのは間違いないだろう。それは歌手としては致命的なのかもしれない、幅広くいろいろな曲を歌えるようにならないと、表現者としては一歩出遅れてしまうものだ。この業界も新人という新人の台頭が軒並み早いため、あっという間に追い抜かされてしまうことなどごく日常茶飯事なことだ。

ただタイナカさんにすればこうした超人気作品のタイアップを連続して行えたことは紛れもないプラス要素だったと言える。彼女の存在あってこそFateをより好きになれたと感じる人もいることを加味すれば、歌手として、物語の人気を底上げた方として十分称するに値する方だ。

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縁遠くなってしまった

現在放送中の劇場用アニメの再リメイクという位置づけで紹介されている現在のアニメだが、劇場用作品と展開は同じではあるが流れとしては微妙に異なって世界観をさらに掘り下げているため、全く別物の作品となっている。そんな作品だからこそ再度、この作品で奏でられるタイナカサチという存在がどのような影響をもたらすのか密かに期待されていたが、現在のところ叶うかどうかは微妙なところ。現在でも歌手活動を行っているが、現在では既に遠ざかってしまっているため復活を望んでいる人も少なからず存在している。事実、3年前に行われたFateを始めとした型月作品を集めた10週年を祝うイベントが行われた際に、特別ユニットとして集められた複数のアーティストユニットによってdisillusionが歌いあげられた。

6年前の作品ということもあり、中々採用されにくいはずだがFateを知る人達にとってはタイナカサチさんが残した作品あってこそのFateシリーズと考えているもの。期待に答えてもらいたいと思うが、色々と事情はあるかも知れないが、待っていたいという思いも消すことは出来ないだろう。

第一期アニメから劇場アニメ第一作まではほぼ、タイナカサチさんという一人のアーティストで印象づけられているFateシリーズの楽曲だが、ここ数年放送されている新作のFateシリーズではまた個性的なアーティストが登場し、作品を盛り上げている。

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